感じる力

      2018/08/30

こんばんは❗

カズです!

今日は広陵の朝練からスタート。

朝練でこんな出来事がありました。

新3年生がボトルに水を組んでいる。

普通ならばこの光景には違和感を感じるのではないでしょうか?

そして顧問の先生がどうなっているんだ?

と全体に話し、練習は中止に。。

それだけで練習しないのか?

と子供たちは思うかもしれませんが、

これも大事な教育の1つ。

残念ながら、今回だけではなく、

上下関係のルーズさは何度も見てきました。

僕もユース出身で、高校サッカーほどのものではありませんが、

下級生の頃は、荷物の準備や1年生が早く行って準備をするなどは当たり前の光景だったと思います。

子供たちは各学年で話し合いをしていました。

その後に新三年生の一部の選手を呼んで話を聞きました。

なぜ新二年生にやらせなかったのか?

理由は何個かありましたが、

言っても聞かない。自分たちがやった方が早い。言わなくても気づけるようになってほしい。

彼らの言い分もわかりますし、

今年の新三年生は本当に優しい子達が揃っています。

良い意味でもありますが、物足りない部分でもあります。

後輩に対して威厳がない。

プレーに当てはめると、勝負どころで闘えない、欲がない。

今後は後輩に対して良いことはいい、ダメなことはダメ。

それを口にできる、行動で示せる最上級生になってほしい。

そして、新2年生。

まだ新1年生が来ていないので、彼らが一番下の下級生になります。

僕が偉そうなことなんて言える立場ではないですが、かなり心配です。

先輩が水を組んでいるのに普通に喋りながら着替えている。

先輩が荷物を運んでいるのに、気づかないのか見てみぬ振りをしているのか。

社会に出たら大丈夫かなと。

今日顧問の先生に叱られているのをみて、

納得してない子もいました。

今はムカつく、ウザイで終わるかもしれない。

けれど、この先叱ってくれる人はどんどん少なくなってくる。

そんなことも気づけない人は相手にされない。

「人間性」

最後はこれにつきますよね。

僕も理不尽なことは嫌いでした。

よくユースのGKコーチの友さんに人間性のことで叱られました。

僕が1年生の頃に、キーパートレーニング中に2年生の先輩に思いっきり舌打ちをしてめちゃくちゃ怒られた記憶があります。

今となっては、そんなことしたらダメだとわかりますが、

あの頃は叱られて気づきました。

社会に出たらどうするんだ?と言われました。

彼らも同じ。

いつ気づくか。

高校生なんて、怒られるのがめんどくさい年頃なのもわかります。

ですが、彼がはき違えていることがある。

叱る人→ウザイ、だるい

叱らない人→いい人

本当に自分の今後の人生において大切なのは、

見てみぬ振りをしてくれる人なのかな?

それを本気で伝えてくれる人なのか?

じゃあ彼が10年後、指導者になったときにどうするのかな?

見てみぬ振りをするのかな?

今伝えたいこと。

今はわからないかもしれないけれど、

いつかわかるときがくる。

わからなければ、わかろうとしなければこの先この先通用しない。

「苦しいときに立ち向かえる人に」

僕が尊敬する今野さんに言われた言葉。

今日の夕方の練習でもいろいろありましたが、

苦しいときに目を背けてしまう選手が多い。

広陵も奈良県のトップリーグで戦うチームになった。

僕が来た頃よりも格段にレベルが上がった。

全国も夢ではないと思っている。

けれど、強いチームにはあって広陵にないものがある。

それは、「チームワーク」

端からみたら仲良しです。

3年生は皆仲良しで羨ましいとも思う。

けれど、悪く言えば上辺。

本当に仲間のことを思っていますか?

ダメなことをダメって言えますか?

本気で怒れるか?

誰かが苦しんでいたら、手を差しのべてあげれるか?

本当のチームワーク。

本当の仲間へ。

高校サッカーの良さはそこだと思う。

彼らが今後どう変わっていくか見届けていきたい。

 

 

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